Hilcrhymeの代表作「春夏秋冬」
どうもこんにちは、しろん🌾です
今回は僕の好きなHip Hopユニット「Hilcrhyme」について説明していきたいと思います!
Hilcrhyme(ヒルクライム)
2006年6月9日にHilcrhymeを結成。
2009年にシングル「純也と真菜実」でメジャー・デビュー。同年リリースの2ndシングル「春夏秋冬」が大ヒットし、日本レコード大賞、有線大賞など各新人賞を受賞。メロディアスなラップ・スタイルと等身大かつ文芸的なリリック、万人に響くメロディー・メイクが反響を呼び、日本語ラップという形では過去に例を見ないトータル1000万DL超えを記録。
「ポップなラップ」をする人として認識される事が多いです。
Hip Hopかそうでないかという論争に何度も巻き込まれた彼らですが、
ジャンルなどでは説明出来ない確かなメロディセンスを持っています!
今回はそんな「Hilcrhyme」が2009年にリリースした「春夏秋冬」について紹介したいと思います。
この曲はオリコン6週連続TOP10入りを果たしMV再生数1700万を超えている曲になっています!
「春夏秋冬」の歌詞
鮮やかな色 四季折々の景色求め二人で
It's going going on
車、電車、船もしくは飛行機 計画を練る
週末の日曜日
春夏秋冬という名のラブソングに込められたのは「ずっと一緒に」というテーマ。
車や電車、船に飛行機と乗り物をなぜ羅列しているのか?
ここにはこれからの出発、つまり"二人の恋の始まり"を想像させるためこの様な並びになっています。
それに加えて飛行機と日曜日で韻を踏んで、音の響きや五感でも楽しませてくれています。
"春は花見満開の桜の下乾杯 頭上広がる桃色は Like a ファンタジー
夏は照りつける陽の元でバーベキュー 夜になればどこかで花火が上がってる
秋は紅葉の山に目が染まる 冬にはそれが雪で白く染まる
全ての季節 お前とずっと居たいよ 春夏秋冬"
時間が流れ四季は移り変わる。景色や自然の様相は変わっても、二人の愛情はそのまま変わりゆくもの(四季)と変わらないもの(愛情)を対比させて表現されています。
その対比によって変化も不変も同時に強調されて、心にスっと音楽が入ってくる感じがしました。
素直な感情を素直なまま表現しているのがこの曲の魅力の一つだと思います!
"今年の春はどこに行こうか?
今年の夏はどこに行こうか?
春の桜も夏の海もあなたと見たい あなたと居たい
今年の秋はどこに行こうか?
今年の冬はどこに行こうか?
秋の紅葉も冬の雪も あなたと見たい あなたと居たい"
サビに当たるこの部分では、四季の変化と愛情の不変をしっかりと表した歌詞ももちろんですが、注目して欲しいのがここのメロディです。
心地良さの中に哀愁すら感じられるサビは、いつ誰がどこで聴いても素晴らしい普遍的なメロディです!
二人の未来を感じさせる
"たまにゃやっぱり 家でまったり 二人毛布に包まったり
じゃれ合いながら過ごす気の済むまで
飽きたらまた探すのさ行く宛
さぁ 今日はどこ行こうか?ほらあの丘の向こう側まで続く青空
買ったナビきっかけにどこでも行ったね 色んな所を知ったね"
「車、電車、船もしくは飛行機 計画を練る週末の日曜日」という冒頭の歌詞に対して「買ったナビきっかけにどこでも行ったね 色んな所を知ったね」と答えていて、時の経過を見事に表し展開を作っています。さらに「さぁ 今日はどこ行こうか?ほらあの丘の向こう側まで続く青空」と四季を乗り越えてきた二人のストーリーは続いていることを示しています。
"丘の向こう側まで続く"という表現が、二人の未来をより強く感じさせるものになっていて、
「軽々しい」といったイメージを拭い去ってぜひともHilcrhymeを聴いてほしいです。
類稀なるメロディセンスに驚かされるに違いないはずですっ!
長くなってしまいましたが、少しでもHilcrhyme「春夏秋冬」に興味を持っていただけたなら幸いです。
それではまたっ🌾